東京国立博物館 平成館企画展示室では、東京2020オリンピック・パラリンピック開催記念 特別企画「スポーツ NIPPON」を、2021年7月13日(火)から9月20日(月・祝)まで開催する。日本スポーツの源流と発展をたどる
加治ケ浜 関の戸 行司木村庄之助(かじがはま せきのと ぎょうじきむらしょうのすけ)
勝川春章筆 江戸時代・天明4年(1784) 東京国立博物館蔵[後期展示]「スポーツ NIPPON」展は、日本におけるスポーツの歴史と文化を紹介する企画展示だ。2つの章から構成される会場では、美術工芸品や近現代のスポーツ資料などを展示し、江戸時代以前と明治時代以降の日本スポーツの源流と発展をたどる。江戸時代以前:日本スポーツの源流
重要文化財 男衾三郎絵巻(おぶすまさぶろうえまき)
鎌倉時代・13世紀 東京国立博物館蔵[前期展示]第1章では、江戸時代以前の日本のスポーツに着目。日本のスポーツの歴史は原始・古代にまで遡り、そのルーツは貴族の宮廷行事、武士の武芸、庶民の遊戯 、そして神事や芸能などと多岐にわたる。これらは現代、相撲といった伝統文化や、剣道・弓道などの武道として継承されている。
重要文化財 獅子螺鈿鞍(ししらでんくら)
平安~鎌倉時代・12~13世紀 嘉納治五郎氏寄贈 東京国立博物館蔵本章では、東国武士が弓馬の鍛錬に励む様子を描いた場面で知られる「男衾三郎絵巻」や、鎌倉武士が用いた重厚・華麗な鞍「獅子螺鈿鞍」、江戸時代の相撲の様子を描いた錦絵「加治ケ浜 関の戸 行司木村庄之助」
IWC時計コピーなどの美術作品から、日本スポーツの源流を探る。近代から現代:「スポーツ」の受容とオリンピック
1964年東京大会 聖火ランナー用シャツ、パンツ(男性用)
昭和39年(1964) 秩父宮記念スポーツ博物館蔵一方、第2章では近代から現在に至るまでの日本スポーツの歩みがテーマ。日本には古くから「スポーツの源流」が存在していたものの、「スポーツ」という概念がもたらされるのは明治以降の
ディオールバッグコピーことである。とりわけ、オリンピックは日本にスポーツを浸透させるうえで重要な役割を担った。
1964年東京大会 金メダル
昭和39年(1964) 秩父宮記念スポーツ博物館蔵本章では、明治期のスポーツ用具や用品、1964年の東京オリンピック時のユニフォームや金メダルなどを展示し、日本におけるスポーツの受容、オリンピックへの参加、そして招致・開催の過程をたどる。展覧会概要東京2020オリンピック・パラリンピック開催記念 特別企画「スポーツ NIPPON」
会期:2021年7月13日(火)~9月20日(月・祝) 会期中に一部作品の展示替えを実施
[前期 7月13日(火)~8月15日(日) / 後期 8月17日(火)~9月20日(月・祝)]
会場:東京国立博物館 平成館企画展示室
住所:東京都台東区上野公園13-9
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(8月9日(月・休)、9月20日(月・祝)は開館)
観覧料:一般 1,000円、大学生 500円
※総合文化展観覧料および開催中の特別展観覧券(観覧当日に限る)で観覧可
※日時指定券による事前予約制(すべての来館者がオンラインでの日時指定券の予約が必要、詳細は博物館ウェブサイトを確認)
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上は無料(入館時に年齢のわかるものを提示)
※障がい者とその介護者1名は無料(入館時に障がい者手帳などを提示)
※9月20日(月・祝)は観覧無料(特別展のぞく)
※特別展「」(6月22日(火)~9月12日(日))、聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「」(7月13日(火)~9月5日(日))は別途事前予約(日時指定券)および観覧料が必要
※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間・開催内容などは変更となる場合あり(詳細は博物館ウェブサイトなどにて確認)
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)